民兵襲われ27人死亡、ISISが犯行声明 イラク

2018.02.20 Tue posted at 12:26 JST

(CNN) イラクで過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討作戦を展開してきたイスラム教シーア派民兵主導の統合組織「人民武装軍団(PMU)」は19日、同国北部キルクーク州ハウィジャ近郊でPMUの部隊が襲われ、少なくとも27人が死亡したと発表した。ISISが犯行声明を出している。

同州の治安当局者らによると、幹線道路に設置されたPMUの検問所数カ所をISISの数十人が襲撃した。

イラク軍が昨年10月にISISからハウィジャを奪還して以来、PMUがこれほど大規模な襲撃を受けたのは初めて。

アバディ首相は19日、襲撃グループの処罰を命じる声明を発表し、潜伏中のテロ残党による犯行との見方を示した。

PMUはISISの完全追放を目指して対抗措置を取ると表明した。

イラク政府は昨年12月、過去3年に及んだISISとの戦いは終わったとして勝利を宣言した。しかしISISはその後も攻撃能力を維持しているとみられる。首都バグダッドでは先月、中心部の広場で2人が自爆して少なくとも27人が死亡、約100人が負傷し、ISISが犯行声明を出した。

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