米駆逐艦が応戦、3度目のミサイル攻撃か 紅海

米海軍駆逐艦「メイソン」

2016.10.16 Sun posted at 15:44 JST

(CNN) 米国防総省当局者は16日までに、紅海上で作戦遂行中の米海軍駆逐艦「メイソン」が15日、ミサイルとみられる複数の飛翔(ひしょう)体の接近を探知し、対抗手段に踏み切ったことを明らかにした。

当局者は15日夜の時点で、経緯を正確には把握しておらず、ミサイルの飛来があったのかも不明との見方を示した。同駆逐艦のレーダー作動に問題があったのかなどもわかっていない。

国防総省当局者はCNNの取材に、状況を吟味しているとし、メイソンの船体や乗組員に被害はなかったと述べた。メイソンの近くでは当時、米軍駆逐艦「ニッツェ」と揚陸艦「ポンス」も航行していたという。

米海軍のジョン・リチャードソン作戦部長は15日、メイソンに対し複数のミサイル攻撃が発生したことを明かしていた。

これらのミサイルは、イエメンの反政府武装組織フーシが支配する同国の内陸地と、海上で標的探索に当たるフーシの小型船から発射された可能性があるとの未確認情報も当初流れていた。

別の国防総省当局者は15日夜、メイソンが探知した複数のミサイルは地対地用と明かしてもいた。同駆逐艦はこれに対抗し複数のミサイルを発射したとも述べていた。

メイソンは今月9日と12日にも紅海でミサイル攻撃を受けていた。2度目の攻撃を受け、米海軍の別の駆逐艦がイエメンのレーダー施設3カ所に巡航ミサイルを撃ち込み、破壊していた。米国防総省のクック報道官は2度のミサイル攻撃はイエメン内のフーシの支配地から行われていたと明かしていた。

イエメンは、ハディ暫定大統領派と首都サヌアなどを押さえるフーシの交戦が続く内戦状態にある。サウジアラビア主導の有志連合が暫定大統領派を支えて空爆などを続け、イスラム教シーア派が多数派のイランは同派のフーシを後押ししている。米国はサウジを支援している。

一方、イランのタスニム通信は16日までに、同国海軍が戦闘艦船2隻をイエメン沖のアデン湾に新たに派遣したと報じた。海賊から商船を防御するための措置としている。

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