アジアの国防費急増、中国が4割占める 米シンクタンク

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ワシントン(CNN) 2011年のアジアの国防費は上位5カ国・地域の合計が2230億ドル(約17兆6000億円)に達し、中国がこのうち4割を占めているとの報告書を、米国のシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)が今週発表した。

報告書によると、アジアの国防費は今年末の時点で欧州を上回る見通し。インドによる多目的戦闘機の導入など高額な武器への重点投資を進める国を背景に、国防費の増加傾向が今後も続くとの見方が示されている。

特に中国は、政府公表ベースで11年が900億ドルと、00年の225億ドルから急増。05年に日本を抜いてアジアのトップに立っている。政府の公表値を疑問視するスウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の推計によれば、中国の国防費は1420億ドルにも上っているとされる。

ただし、アジア5カ国の国防費合計も米国と比べれば、アフガニスタン戦費を除いた13年の基本予算の半分以下にとどまっている。

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