英チャールズ国王、がん診断の「最も暗い瞬間」を振り返る

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がんの啓もうやがん患者の支援を行う人々とのレセプションで招待客らと話すチャールズ国王=4月30日、バッキンガム宮殿/WPA Pool/Getty Images

がんの啓もうやがん患者の支援を行う人々とのレセプションで招待客らと話すチャールズ国王=4月30日、バッキンガム宮殿/WPA Pool/Getty Images

(CNN) 英国のチャールズ国王は4月30日、がんと診断された自身の心境を打ち明け、闘病生活では不安や恐怖に駆られる時もあると告白した。

チャールズ国王はバッキンガム宮殿で開かれたがん患者支援団体のレセプションでメッセージを発表。「自分もそうした統計の一人として、この経験はまさに、人間性の最高の部分に脚光を浴びせることもできると言い切れる」と力を込めた。

その上で、自身ががんと診断されたことで「ここに集まった素晴らしい団体や個人の取り組みを一層深く評価するようになった」と語り、「病の最も暗い瞬間も、素晴らしい思いやりによって照らすことができるという思いを新たにした」と述べている。

国王は2024年にがんと診断されて一時的に公務から退き、同年4月から公務を再開していた。

自身が診断を受けた時には、何千人もの人々から届いた励ましのメッセージに涙を流したと打ち明け、「そうした思いやりは何よりの慰めになり、励ましになった」と振り返っていた。

英王室はがん患者支援の慈善団体と関係が深く、チャールズ国王もそうした団体のパトロンとなっている。診断を受けた後、初めて公の場に姿を見せたのは、大学病院付属マクミランがんセンターで患者や医師と面会した場だった。

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