ハマスが停戦案を拒絶 イスラエルの極右議員はガザでの対応強化要求

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4月17日、イスラエル軍によるガザ市への攻撃で立ち上る煙/Mahmoud Issa/Anadolu/Getty Images

4月17日、イスラエル軍によるガザ市への攻撃で立ち上る煙/Mahmoud Issa/Anadolu/Getty Images

(CNN) イスラム組織ハマスが、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐり、イスラエルからの停戦案を拒絶したことがわかった。ハマスの高位当局者が明らかにした。戦闘終結に向け、同案に代わる「包括的な」提案を求めている。

同当局者はCNNの取材に答え、「停戦案は完全かつ細部にわたって拒絶される」と述べた。

ハマスの拒絶を受け、イスラエルの極右議員らはガザにおける即時の対応強化を要求。ネタニヤフ首相に対し「地獄」を解き放って「完全勝利」を追求するよう強く促した。

イスラエルによる停戦案は戦闘の終結を保証しておらず、ガザの武装解除を盛り込む内容。どちらの条件もハマスにとっては容認できない一線とされていた。ハマスは武装解除を拒む一方、停戦案には恒久的な戦闘終結を含めるよう求めている。

「我々が望んでいるのは包括的なパッケージだ」と、前出の当局者は強調した。

イスラエルが求めた計画では、ガザで45日間の一時停戦を行い、その間に双方が恒久的な停戦について交渉を進めることを目指していた。

今回の提案では残る人質59人を段階的に解放する計画も示され、停戦初日には「米国への特別な配慮」として、イスラエル系米国人のエダン・アレクサンダー氏が解放される見通しだった。

さらに、イスラエルの人質9人を2回に分けて解放する代わりに、2023年10月のハマス奇襲以降に拘束された1100人超の拘束者と、終身刑を科されているパレスチナ人受刑者120人を解放するとしていた。

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