イスラエル部隊、10月7日の襲撃前にガザ境界から移動 軍が調査へ

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4日、パレスチナ自治区ガザ地区との境界近くで演習を行うイスラエル軍の戦車/Amir Cohen/Reuters

4日、パレスチナ自治区ガザ地区との境界近くで演習を行うイスラエル軍の戦車/Amir Cohen/Reuters

(CNN) イスラエル国防軍(IDF)の報道官は4日、パレスチナ自治区ガザ地区との境界に派遣されていた増援部隊をイスラム組織ハマスによる10月7日の襲撃数日前にヨルダン川西岸に移動させた決定について、軍の対応の不備に関する調査で検証すると明らかにした。

ハガリ報道官は「部隊が移動したのは事実だ」と述べ、「この点は作戦検証で議論され、答えが全面的に国民に開示される」と説明した。

ハガリ氏によると、軍が「戦争終結まで」調査を延期することはないという。

イスラエル首相府はこれまで一貫して、対応の不備については調査する必要があるが、いまは適切な時期ではないと述べていた。

イスラエルの公共放送「チャンネル11」は3日、100人を超える増援の戦闘部隊が10月5日、ユダヤ教の祭日と時を同じくしてガザ境界付近からヨルダン川西岸に移動したと報じた。

イスラエルメディアではこの報道の前から数週間にわたり臆測が出ていたが、IDFは否定していた。

ハガリ氏は部隊の移動について聞かれ、ローテーションに関する決定は週末ごとに下されると説明。「参謀本部の状況分析に従い、脅威に応じて予備部隊をどこに派遣するか」を決めていると説明した。

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