感染予防で負傷の手足切断も ガザのシファ病院の医師

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(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の最大の病院で、このほどイスラエル軍が突入したシファ病院の医師は16日、メディアとのインタビューで医療物資の不足のために「恐ろしい」決断を迫られていると窮状を訴えた。

病院にとどまっている院長のムハンマド・アブサルミヤ医師がカタールの衛星テレビ局アルジャジーラの電話インタビューに応じた。

アブサルミヤ氏は、医療物資不足のために手当てされていない傷口から感染症が広がらないよう、患者らの手足を切断しなければならなかった、などと医師らが苦渋の選択を迫られている状況を明らかにした。下痢や嘔吐(おうと)の症状がある子どもに処方する薬もないという。

シファ病院については、イスラエル軍はイスラム組織ハマスが同病院の地下に拠点を置いていると主張し、15日未明に突入した。

アブサルミヤ氏はイスラエル軍の襲撃でMRI(磁気共鳴断層撮影)やCTスキャン、レントゲンなどの装置が破壊されたと明らかにした。停電のため薬局や病院は依然として真っ暗という。同氏によると、病院内には7000人超が残っている。

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