ハマス戦闘員、イスラエル内に依然潜入か 遺体多数もまだ放置

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焼け焦げたイスラエル・ベエリのキブツ(農業共同体)の残存物/ Ivana Kottasova

焼け焦げたイスラエル・ベエリのキブツ(農業共同体)の残存物/ Ivana Kottasova

(CNN) イスラエル軍は21日までに、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」の戦闘員がイスラエル内に依然潜入している可能性は否定できないとの見方を示した。

ハマスによる今月7日のイスラエルへの大規模攻撃後の潜伏もあり得るとの指摘となっている。軍の報道担当者は記者会見で、ガザ周辺の地域社会は今なお交戦地帯であると強調した。

その上で「18日にはガザへ戻ろうとしていたテロリスト1人を拘束した」とも明かした。

ハマスの大規模攻撃後、イスラエルは数日間かけ、ガザとの境界線周辺での治安確保に注力していた。ハマスは7日の奇襲で、武装した戦闘員多数をイスラエル内へ送り込むと共に、ロケット弾を大量に撃ち込むなどの攻撃を仕掛けていた。

一方、イスラエルの非政府組織(NGO)はガザとの境界線に近いイスラエル内に、7日の攻撃で犠牲となった多数の遺体が依然放置されている状況を明らかにした。

境界線に近くハマスの襲撃も受けていたベエリのキブツ(農業共同体)でCNNの取材に述べた。緊急援助などに携わる同組織「ザカ」の幹部は、ハマスがガザ内からロケット弾を継続的に撃ち込んでいるためこれら遺体の全ての回収ができる状況にないと説明。

見つかる遺体は連日増えているが、身元確認も一定に進展していると述べた。

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