ウクライナ原発の原子炉屋上で地雷確認されず、IAEA

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ザポリージャ原発の屋上を写した衛星画像=7月5日撮影/Planet Labs PBC/Reuters

ザポリージャ原発の屋上を写した衛星画像=7月5日撮影/Planet Labs PBC/Reuters

(CNN) 国際原子力機関(IAEA)は5日までに、ロシアが占領するウクライナ中南部のザポリージャ原子力発電所の原子炉建屋の屋上を調べ、地雷や爆発物の存在は確認されなかったと報告した。

地雷などの存在は、同原発を撮影した衛星画像が公開された後に取り沙汰されていた。

IAEAのグロッシ事務局長によると、同原発への「規制のない立ち入り」が今月3日にIAEA専門家たちに認められ、原子炉の3、4号機の建屋とタービン収納建屋の屋上
の調査で地雷などはみられなかったとした。

原発周辺の調査では、今年7月に確認されていた地雷はまだあったものの、新たな地雷や爆発物は見つけられなかったという。その上でザポリージャ原発が依然抱える安全管理上の潜在的なリスクへの注意を改めて喚起した。

ロシアは侵攻の初期段階で同原発や周辺地域を占領。ウクライナ国営の原子力企業「エネルゴアトム」のトップであるペトロ・コティン氏によると、原発の運用はウクライナ人職員が大半を担っている。これら職員は当初、ロシア軍兵士に銃を突きつけられての職務を強いられてもいた。

侵攻が始まった昨年2月24日の時点で、同原発に計6基ある原子炉のうちの1基は保守点検作業のため稼働を止めていた。ロシア軍が原発を制圧した後、ウクライナ人職員は残りの原子炉も停止させていた。

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