ザポリージャ原発で対人地雷を発見 IAEA

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ウクライナ中南部のザポリージャ原発/Alexander Ermochenko/Reuters

ウクライナ中南部のザポリージャ原発/Alexander Ermochenko/Reuters

(CNN) 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は24日、ウクライナ中南部のザポリージャ原発で、指向性対人地雷が発見されたと明らかにした。ウクライナ政府は以前、ザポリージャ原発に地雷が敷設されたと主張していた。

グロッシ氏は声明で、IAEAの専門家がザポリージャ原発の施設周辺で指向性対人地雷を目撃したと述べた。

ザポリージャ原発は現在、ロシア軍の占領下にある。ウクライナのゼレンスキー大統領は、世界の指導者らに対し、ロシアがIAEAにザポリージャ原発を引き渡し、ロシアの戦闘員が施設から退去するように圧力をかけることを繰り返し呼び掛けていた。

グロッシ氏によれば、IAEAのチームは以前から原発の外部と内部に地雷が仕掛けられていることを認識しており、それは「軍の決定であり、軍が管理している区域」と聞かされていたという。

グロッシ氏は、IAEAのチームが施設の内部と外部の境界の間にある緩衝地帯で、いくつかの地雷を目撃したと述べた。地雷は、稼働中の原発の職員が立ち入ることのできない制限区域にあり、施設とは反対の方向を向いていたという。

グロッシ氏は、爆発物を施設内に置くことは、IAEAの安全基準や核の安全の指針と矛盾していると指摘した。

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