シナゴーグ付近で銃乱射、3人死亡 アフリカ北部チュニジア
(CNN) アフリカ北部チュニジアのジェルバ島にあるシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)付近で9日、男が銃を乱射し、当局によると少なくとも3人が死亡、9人が負傷した。
内務省がツイッター上で発表したところによると、海軍施設の警備員が同僚を殺害して武器と弾薬を奪った後、近くのシナゴーグへ向かいながら、現場に展開する治安部隊に対して銃を乱射した。警備員の男は治安部隊に射殺された。
同僚のほかに観光客2人が撃たれて死亡した。
外務省は10日、死者の中に30歳のチュニジア人と42歳のフランス人が含まれていると述べた。
現場はアフリカ最古のシナゴーグ。ジェルバ島には毎年この時期、欧州やイスラエルから数百人のユダヤ教徒が巡礼に訪れる。過去にも巡礼者を狙ったイスラム過激派の攻撃があった。
2002年に起きた国際テロ組織アルカイダのトラック爆弾による攻撃では欧米人観光客21人が死亡し、シナゴーグの警備が強化されていた。