ロシア占領のウクライナ南部で相次ぐ爆発、ロシア任命の警察幹部が負傷

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(CNN) ロシアが占領するウクライナ南部ザポリージャ州メリトポリで2日、ロシアが任命した警察幹部が爆発物によって負傷し、入院した。ロシア当局は声明で、捜査が始まったことを明らかにした。

ロシア連邦捜査委員会の声明によると、爆発は住宅ビルの出入り口で発生。連邦捜査委員会は「即席の爆発装置が仕掛けられ、ザポリージャ州のロシア中央内務局の副局長が出勤時に扉を開けた時に作動した。その結果、副局長は爆発でけがを負い、入院している」と述べた。

けがをした人物の名前は明らかにしなかった。

メリトポリ市のウクライナ側のフェドロフ市長は、市内の北部の住人が2日朝に爆発音を聞いたと述べた。

フェドロフ氏は、特定のデータによると、今朝の爆発は、ザポリージャ州内の支配されている地域のいわゆる内務省の副局長が扉を開けた時に「ドアをノックした」と説明した。

似たような爆発は先週もあった。メリトポリの別の警察幹部オレクサンドル・ミシュチェンコ氏が先月27日、アパートの建物の入り口で即席の装置が爆発して死亡した。

ロシア連邦保安局(FSB)は2日、「ウクライナ市民1人とロシア市民2人の工作・偵察グループ」の容疑者3人がミシュチェンコ氏殺害に関わったとして拘束されたと明らかにした。

フェドロフ氏は先週、ミシュチェンコ氏の死亡について「本格侵攻前、ミシュチェンコ氏はプリアゾビア警察のトップだった。占領後、同氏は敵に寝返っただけでなく、裏切り者になるよう部下を説得した」とSNS「テレグラム」にコメントした。

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