ロシアで逮捕の米紙記者が出廷、勾留の異議申立て認められず

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モスクワ市裁判所に出廷したエバン・ゲルシュコビッチ記者=18日/Alexander Zemlianichenko/AP

モスクワ市裁判所に出廷したエバン・ゲルシュコビッチ記者=18日/Alexander Zemlianichenko/AP

(CNN) ロシアでスパイ容疑で逮捕された米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシュコビッチ記者が18日、勾留条件の異議申し立ての審理でモスクワ市内の裁判所に出廷した。裁判所は地区裁判所が出した条件を支持し、ゲルシュコビッチ氏の申し立てを退けた。

弁護団は拘置所での勾留ではなく、自宅軟禁を含む社会から隔絶しない方法での予防的措置を提案。また一定行為の禁止の条件設定や、保釈金5000万ルーブル(約8200万円)での保釈も提案したが、要請は認められなかったという。

裁判所の声明には「ロシア連邦刑法第276条の犯罪を犯した疑いのあるエバン・ゲルシュコビッチに対する、モスクワのレフォルトフスキー地区裁判所の3月30日付の判決を支持した」とある。

米国籍のゲルシュコビッチ氏に17日に面会し、法廷も訪れた米国のトレーシー駐ロシア大使は「ゲルシュコビッチ氏に対する容疑には根拠がない。ただちに解放するようロシアに求めている」と述べた。

裁判所の外で会見したゲルシュコビッチ氏の弁護士は今後も勾留措置に対する異議を申し立てる意向を明らかにした。

弁護士によると、次回の審理は5月末が予定されており、裁判所はゲルシュコビッチ氏の勾留を延長するかどうかを判断する。

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