米独による戦車供与、「より多くの苦しみ」もたらす ロシア報道官

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ロシア大統領府のペスコフ報道官/Stringer/Getty Images

ロシア大統領府のペスコフ報道官/Stringer/Getty Images

(CNN) ロシア大統領府のペスコフ報道官は25日、米国や欧州による戦車の供与はウクライナに「より多くの苦しみ」をもたらし、欧州大陸の緊張を増幅させる結果になるとの認識を示した。

ペスコフ氏はCNNの取材に、「残念ながら、北大西洋条約機構(NATO)による兵器の追加供与はウクライナ国民により多くの苦しみをもたらす。欧州大陸にもさらなる緊張をもたらす」と指摘。「だが、ロシアの目標達成を妨げることはできない」と述べた。

ペスコフ氏の発言は、ドイツ議会が同国製のレオパルト2戦車をウクライナに送る可能性について審議準備を進める中で発せられた。

事情に詳しい米当局者によると、米国ではバイデン政権がエイブラムス戦車約30両をウクライナに送る計画の最終調整を進めている。

ペスコフ氏は24日、ドイツ政府がウクライナへの戦車供与を承認すれば、ロシアとの関係に影響が出るのは避けられないとの見通しを示し、両国関係は「既にかなり冷え込んでいる」と指摘していた。

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