プーチン氏、ウクライナ侵攻の「作戦本部」訪問　場所不明

（ＣＮＮ） ロシア国営のタス通信は２２日までに、プーチン同国大統領がウクライナ侵攻を意味する「特別軍事作戦」が遂行される地域にある「本部」を今月１６日に訪れたと報じた。

ペスコフ大統領報道官の発言を伝えた地元紙「ロシア新聞」の記事を引用した。この本部の場所には触れなかったが、プーチン氏がウクライナ領内に入ったとも受け止められる言い回しともなっている。

ロシアの別の国営メディアは、スーツ姿のプーチン氏が会議室でショイグ国防相や他の関係者と会っている様子を収めた映像を公開した。

ロシアの下院議員は２０日、軍の最高司令官（プーチン氏）が特別軍事作戦が実施されている地域にいたとＳＮＳ上で報告。

ロシア新聞によると、プーチン氏のこの訪問に関する質問についてペスコフ氏は「もし彼（下院議員）が、大統領が金曜日（１６日）にいた場所が本部を意味するのならそうだ」と答えた。本部の場所には言及しなかった。

ペスコフ報道官はさらに、プーチン氏は１６日には特別軍事作戦に参加する軍の各部門の運用を束ねる「統合本部」で終日、執務したと記者団に説明。訪問で本部の機能をより良く知り、作戦の進行に関する報告を受け、会議を開き、司令官たちとも会ったとした。また、軍指導者による当面かつ中期的な作戦に関する提案にも耳を傾けたとした。