ウクライナ兵士最大2000人、部隊内で訓練 フランス
(CNN) フランスのルコルニュ国防相は、フランス軍が近く、ウクライナ軍兵士最大2000人を数週間にわたってフランス軍の部隊内で訓練すると明らかにした。ルコルニュ氏が地元紙の取材に答えた。
ルコルニュ氏によれば、フランス軍はこれまでにもウクライナ軍の兵士に対して大砲の訓練は提供していたが、今回は規模が異なるという。
訓練は3つの段階に分かれている。最初に、一般的な訓練を実施する。続いて、ウクライナ側から報告のあった特定の必要性に応じた、例えば兵站(へいたん)に関する訓練を行う。そして、3番目に、提供した装備に関する訓練が行われる。こうした訓練は構成部隊の交代を経て行われるが、それは戦争が長引くとの認識を持っているためだとしている。
ルコルニュ氏によれば、追加でウクライナに送る兵器の中には、対空ミサイル「クロタル」が含まれる。搬送する数は決まっていないものの、防空能力に大きく寄与するだろうとの見方を示した。
フランスは、ロシアによるウクライナ侵攻が開始されて以降、すでに18基の榴弾(りゅうだん)砲「カエサル」を供与している。ルコルニュ氏によれば、6基の追加について協議を行っている。