ロシア軍からの砲撃、一部地域で大きく減少 ウクライナ軍
(CNN) ウクライナ軍は15日までに、ハルキウ州で反転攻勢を成功させて以降、同州でのロシア軍による砲撃が大きく減少していると明らかにした。
しかし、ウクライナ軍参謀本部によれば、ドネツク州での砲撃は続いており、特にバフムートやアウディーイウカではそうだという。参謀本部はまた、ドネツク州の複数の方面で、ロシア軍による進攻を食い止めたと述べた。
ザポリージャ州の集落に対しても砲撃が行われているという。ウクライナ軍はミコライウやヘルソン方面へ向けて領土の奪還を目指しているが、ロシア軍の抵抗に直面している。
ウクライナ軍によれば、ロシア軍は地対空ミサイル「S300」について、占領地の後方、さらにロシアの領土へと撤収させようとしている。
ウクライナが米国製の高速対レーダーミサイル「HARM」を獲得して以来、ロシア軍の防空システムは、より損傷を受けやすい状況となっている。
参謀本部によれば、ウクライナ空軍が11度の空爆を実施した。ウクライナ軍のミサイル部隊も、ヘルソン州を含めて、ロシア軍の人員や装備が集中している地域に対して攻撃を行っているという。
それでも、ロシア軍の巡航ミサイルによる攻撃は続いている。
ティモシェンコ大統領府副長官によれば、14日にはクリビーリフ市を狙って8発の巡航ミサイルが発射された。民間の主要なインフラを狙ったものだったが、民間人に犠牲者はないという。