カナダ哨戒機に中国軍機が異常接近、対北朝鮮制裁の監視中

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中国軍機に異常接近されたというカナダ軍の長距離哨戒機CP140「オーロラ」/Sgt Devin Vandes/Canadian Armed Forces

中国軍機に異常接近されたというカナダ軍の長距離哨戒機CP140「オーロラ」/Sgt Devin Vandes/Canadian Armed Forces

(CNN) カナダ軍は1日、国連の対北朝鮮制裁の履行確保を支援するカナダの監視機が中国軍機から繰り返し異常接近を受け、両国の搭乗員が互いの姿を目視できるほど近付いたと明らかにした。

中国軍機があまりに接近したため、カナダ機が衝突回避のために進路変更を強いられる場面もあったという。

カナダ軍の報道担当責任者は「人民解放軍空軍の航空機は国際的な航空安全規範に従わなかった。こうした接近はプロ意識に欠け、カナダ王立空軍の要員を危険にさらすものだ」と指摘した。

カナダによると、今回の接近事案は対北朝鮮制裁の履行確保に貢献する「オペレーションNEON」の直近の実施の際、公海上空で発生した。具体的な日付は明らかにしなかったものの、接近の頻度が増えていると説明した。

接近を受けたカナダの航空機は日本にある嘉手納基地を拠点に活動する長距離哨戒機CP140「オーロラ」。報道責任者によると、4月26日から5月26日まで同基地から飛行していた。

カナダは外交ルートを通じて中国政府にこの問題を提起したという。

今回の接近事案についてはカナダメディアの「グローバルニュース」が最初に報じた。

報道官によると、オペレーションNEONで飛行するカナダ機は「海上での制裁逃れが疑われる行為、特に国連安保理決議で禁止されている船から船への燃料などの積み替え」がないか捜索している。

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