マッコウクジラの死骸が相次ぎ漂着、胃の中からプラごみも フィリピン

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今月21日、比ダバオに打ち上げられたマッコウクジラの死骸/DENR Davao

今月21日、比ダバオに打ち上げられたマッコウクジラの死骸/DENR Davao

(CNN) フィリピンで死んだクジラが相次いで海岸に打ち上げられ、専門家が懸念している。

環境天然資源省によると、南部ミンダナオ島ダバオの海岸で21日、体長18メートルのマッコウクジラの死骸を漁師が発見した。クジラの体には複数の傷痕があり、海岸に漂着した時には既に死んでいた可能性が高いとしている。

フィリピンの海岸でマッコウクジラの死骸が見つかったのは今年に入ってこれで2度目だった。この1日前にはイスラエルのテルアビブでも若いメスのクジラが打ち上げられた。米フロリダ州のフロリダキーズでは今月に入り、成体のオスと生後間もない赤ちゃんクジラの死骸が見つかっていた。

マッコウクジラは絶滅の恐れがある野生生物を分類した国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「危急」に分類され、野生の個体が絶滅するリスクが高いとされている。

専門家はダバオで見つかったクジラの死因を調べており、解剖には少なくとも36時間かかる見通し。

ミンダナオ島では今年に入り、体長約13メートルのマッコウクジラの死骸が打ち上げられていた。専門家が組織の採取や胃の解体を行ったが、死因は特定できなかった。

ダバオ周辺では2019年にもマッコウクジラ5頭の死骸が見つかっていた。中には海洋ごみや、有害なマイクロプラスチックを食べていた個体もあった。

脱水状態でやせ細った若いクジラを解剖した結果、ナイロンのひもや地元の飲食店で使われている使い捨てのプラスチックカップが胃の中から見つかった。それを除けば胃や腸の中は空だった。

死骸を放置すれば腐敗して有毒ガスを放出する恐れがあることから、環境天然資源省は一帯を立入禁止とするよう指示した。

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