ロシア産原油タンカーを妨害、活動家7人逮捕 ノルウェー

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ロシア産原油を積んだタンカーの入港を妨害したとして、国際環境NGO「グリーンピース」の活動家が逮捕された/Ole Berg-Rusten/NTB/AFP/Getty Images

ロシア産原油を積んだタンカーの入港を妨害したとして、国際環境NGO「グリーンピース」の活動家が逮捕された/Ole Berg-Rusten/NTB/AFP/Getty Images

ロンドン(CNN Business) ノルウェー警察は25日、ロシア産原油を積んだタンカーの入港を妨害したとして、国際環境NGO「グリーンピース」の活動家7人を逮捕した。

現場は首都オスロから約85キロ南下した港。グループはボートで船に近付き、いかりと自分たちをつないで妨害した。

グリーンピースの報道担当者は、7人が警察に逮捕されたことを確認した。妨害に加担した英環境保護団体「エクスティンクション・レベリオン」のメンバー数人も拘束されたが、その後釈放された。船はすでに入港している。

グリーンピース・ノルウェーの責任者はCNNとのインタビューで、政府がこの状況下でロシア産化石燃料の輸入を認めていることは「不可解」だと述べた。

船は香港船籍で、ロシアの天然ガス大手ノバテクが運航している。ノバテクの最高経営責任者(CEO)は、CNNがこれまでプーチン・ロシア大統領に近い人物と指摘してきたオリガルヒ(新興財閥)のひとりだ。

一方、ノルウェー外務省の報道担当者はCNNへの声明で、ロシア産原油の輸送自体は現行の対ロ制裁に違反しないと述べた。

グリーンピースはエッソに対し、ロシアとの契約打ち切りも要求している。

エッソのブランドを管理する米エクソンモービルの報道担当者はCNNに対し、ロシアのウクライナ侵攻より前に契約していた原油の納品だと説明し、侵攻後に新たな購入契約は結んでいないと強調した。ロシアの侵攻を止めようとする国際社会の努力を支持するとも述べた。

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