ウクライナ南部の軍事基地に爆撃、兵士多数死亡と報道

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ウクライナ南部ムィコラーイウの軍事基地が爆撃を受け、多数の兵士の死亡が報じられた/Niclas Hammarstrom/Expressen

ウクライナ南部ムィコラーイウの軍事基地が爆撃を受け、多数の兵士の死亡が報じられた/Niclas Hammarstrom/Expressen

(CNN) ウクライナ南部ムィコラーイウにある軍事基地の2カ所が18日、ロシア軍による爆撃を受けた。CNNが現場を特定した。

このうち1カ所はCNNのスウェーデンの提携局に所属するカメラマンが記録。もう1カ所は北に約243メートル離れた建物で、被害を示す画像や動画がメッセージアプリ「テレグラム」に投稿された。

後者の現場で死者が出ているのかどうかは不明。前者の現場で撮影された写真には、多くの遺体が写っている。

上記の提携局から現場に派遣された記者らによると、軍事基地内にいたウクライナ兵数十人が殺害された。現地時間の18日午前6時ごろ、「ロシアの戦闘機2機が爆弾とみられるものを5発投下」。兵舎の複数の建物を破壊したという。

救急隊が現場に駆け付け、シャベルや素手で、がれきの中から生存者を救い出した。同局が撮影した動画には、ウクライナ兵1人が建物の残骸から引き出される様子が映っている。

反対側の兵舎にいて無事だった兵士1人は、攻撃を受けた方の建物について「200人近くがそこにいたが、9割程度は生きていないだろう」と証言した。

黒海に近いムィコラーイウは、再三ロシア軍の爆撃の標的となっている。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの17日の報告によれば、クラスター爆弾を使用した攻撃が1週間に3日行われたこともあるという。

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