修道女強姦疑惑の司教に無罪、内外注目の裁判 インド

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修道女を強姦(ごうかん)した疑いが持たれていたカトリック司教に対し無罪の判決が言い渡された/Sivaram V/Reuters

修道女を強姦(ごうかん)した疑いが持たれていたカトリック司教に対し無罪の判決が言い渡された/Sivaram V/Reuters

ニューデリー(CNN) インド南部ケララ州の裁判所は16日までに、修道女を強姦(ごうかん)した疑いが持たれていたカトリック司教に対し無罪の判決を言い渡した。

インドのキリスト教関係者に衝撃を与え、国際的な関心も集めていた注目の裁判で、検察側は上訴する方針。CNNの取材に応じた検察官によると、フランコ・ムラッカル司教は2014〜16年、現在は44歳の修道女に性的暴行を複数回働いた容疑に問われていた。

修道女は18年6月に警察へ被害届を提出。暴行は同州にある聖フランシス教会関連の宿泊施設に司教が滞在中に発生したなどと説明していた。

司教は同年9月に逮捕され、7カ月後にレイプや不法監禁を含む多数の罪名で正式に訴追されていた。司教は全ての罪名を否定していた。

この強姦疑惑はケララ州で抗議活動が数カ月間続く事態につながり、警察側による隠蔽(いんぺい)工作への疑念も生じていた。多数の修道女も抗議に加わり、教会の上位聖職者による性的暴行事件には口を閉ざす長年の慣習を破る異例の行動ともなっていた。

これら修道女は、教会は沈黙を強いるためインドの他の地域への異動を試みているとも批判していた。

インドの最新の国勢調査によると、キリスト教は同国では少数派の宗教で、宗徒は総人口約13億人のうちの2.3%。ただ、ケララ州内の宗徒は比較的多く、州の人口の約18%を占めている。

カトリック教会は、世界各地の教会などで発覚した性的虐待の疑惑への対応に長年苦慮している。ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は18年の書簡で、教会は歴史的に聖職者による不正行為への適切な対処に失敗してきたとの認識を示していた。

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