14歳少女の結婚を警察が阻止、娘売った両親の元に戻して物議 中国

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中国の寧夏回族自治区で、警察は意思に反して結婚を強要されたとする少女の結婚式を阻止したものの、少女を両親の元に返したことで批判の声が出ている/Google

中国の寧夏回族自治区で、警察は意思に反して結婚を強要されたとする少女の結婚式を阻止したものの、少女を両親の元に返したことで批判の声が出ている/Google

香港(CNN) 中国北西部で、両親に約4万ドル(約450万円)相当で売られて見知らぬ相手と結婚させられそうになっていた14歳少女の結婚式を、警察が阻止する出来事があった。ネット上では少女が両親の元に戻されたことに対して批判の声が強まっている。

地元司法当局の6日の投稿によると、14歳の少女は11月24日に行われた結婚式の最中に、寧夏回族自治区中寧県の警察に自ら電話で通報し、自分の意思に反して結婚を強要されていると訴えた。

当局はSNS「微信(ウィーチャット)」への投稿の中で当初、警察の対応について「迅速で賢明」だったと評価していたが、ネットで論議が巻き起こったことを受けてこの投稿は削除された。

投稿によると、警察は新郎の自宅に急行して結婚式を中止させた。少女の両親は、受け取った金で既に金の装身具を買っていたとされ、仲介を立てた交渉の結果、この金は新郎の一家に返すことになった。少女は両親の元へ戻された。

中国の法律では、両親や保護者が未成年の結婚を許可あるいは強要したり、婚約を成立させたりすることを禁じている。

合法的に結婚できる年齢は男性が22歳、女性は20歳だが、違反した場合の罰則は定められていない。

中寧県のような地方や貧困地域では、今も10代の結婚は少なくない。

しかし都市部では、娘に結婚を強要しようとした両親を罰するべきだと批判する声が強まった。

医学誌ランセットに昨年発表された調査によれば、2015年の時点で中国の地方部の15~19歳の少女の結婚率は、都市部の同じ年代の少女の3倍に上っていた。この格差を生じさせているのは、教育水準の低さだった。

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