俳優リチャード・ギアさんが証人に、前内相の難民救助船裁判 イタリア

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マテオ・サルビーニ氏=23日、イタリア・パレルモ/Gregorio Borgia/AP

マテオ・サルビーニ氏=23日、イタリア・パレルモ/Gregorio Borgia/AP

ローマ(CNN) イタリアのマテオ・サルビーニ前内相が在任時代の2019年8月、移民147人が乗った救助船の国内寄港を禁じ、海上に漂流させて誘拐や人命を危険にさらした罪などに問われた裁判で、米俳優のリチャード・ギアさんが証人として召喚されることが24日までにわかった。

ギアさんは当時、イタリア沖合で立ち往生していたスペインのNGOが保有していたこの救助船「オープン・アームズ」を訪れていた。

裁判はイタリアのシチリア島パレルモで23日始まり、右派政党「同盟」の党首でもあるサルビーニ被告は開廷早々、裁判を非難。最初の審理の終了後、ギアさんの証人役に触れ、自らに対する容疑の重大さの欠如を物語っているなどと記者団に述べた。

また、前日にはギアさんが証人として正式に指名されたことを受け、自分の母親のためサインを求めるともちゃかしていた。

裁判では救助船やイタリア沿岸警備隊による緊急事態の通報記録などが証拠として提出される。サルビーニ被告が介入した時期やその方法などが解明される見通し。

救助艇に乗っている難民の男性と話すリチャード・ギアさん(右)=2019年8月、地中海/Valerio Nicolosi/AP
救助艇に乗っている難民の男性と話すリチャード・ギアさん(右)=2019年8月、地中海/Valerio Nicolosi/AP

同被告は誘拐の容疑をこれまで再三否定。ただ、救助船の入港阻止は内相としての務めだったとして認めている。救助船はスペインの旗を掲げていたため移民は同国に連れて行くべきだったとも強調した。

被告の弁護士も救助船はスペイン船籍のため裁判はイタリア内で開かれるべきではないとし、スペイン船籍の船が許可なくイタリアに入港出来る権利はないとも主張した。

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