カブール空港周辺の群衆に攻撃計画との情報、米大使館「直ちに退避を」

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カブール国際空港のゲートに集まる群衆をとらえた衛星写真=23日/Satellite image ©2021 Maxar Technologies

カブール国際空港のゲートに集まる群衆をとらえた衛星写真=23日/Satellite image ©2021 Maxar Technologies

タリバンの報道官は24日、「悪意を持つ者たちが、人々やメディアを攻撃して傷つけることで治安状況をかき乱したがっているとの情報がある。傷つきたくなければ空港に近づいてはいけない」と強調した。

アフガン政府の元当局者によると、バグラム刑務所では7月の時点でタリバンやアルカイダ、ISISのメンバーや犯罪者など約5000人が服役していた。

ISIS―Kはシリアとイラクで台頭したテロ組織ISISの分派。「K」はアフガニスタンやパキスタンなどの地域をさす「Khorasan(ホラサン)」の名称に由来する。

カブールで組織されたISIS―Kの支部は2016年以来、首都や周辺で相次いで自爆攻撃を行っていた。

今年5月にはカブール市内の女子校を攻撃して少なくとも68人を殺害し、165人以上を負傷させた。6月には地雷除去の慈善団体が攻撃され。少なくとも10人が死亡、16人が負傷した。

ISIS―Kはここ数年、アフガニスタン東部、特にナンガハル州とクナール州で勢力を強めている。昨年8月にはアフガン軍や警察がとらえたISIS―Kの支持者数十人を脱獄させる目的で、ナンガハル州の州都ジャララバードの刑務所を襲撃した。

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