ISIS、アフガンで地雷除去の10人殺害 タリバーン救助

アフガン北部で起きたISIS系組織による攻撃の犠牲者の棺が並べられている/Mehrab Ibrahimi/AP

アフガン北部で起きたISIS系組織による攻撃の犠牲者の棺が並べられている/Mehrab Ibrahimi/AP

(CNN) アフガニスタン北部バグラン州にある地雷除去を進める慈善団体の野営地を武装勢力が襲い10人を殺害、16人が負傷する事件が起き、過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」系の組織が12日までに犯行を認めた。

イスラム過激派の情報収集に当たる米民間企業「SITE」が報告した。同団体「HALO TRUST」の幹部によると、襲撃犯は就寝などしていた団体職員らの各部屋に押し入って次々と殺害する残忍な手口を見せたという。

武装勢力は野営地で、アフガンでは少数派のイスラム教シーア派のハザラ人チームの居場所の情報を要求。職員らが拒むと殺戮(さつりく)を始めた。野営地には当時、地元住民の約110人がいたという。

8日夜に発生した襲撃の最中、地元を拠点にする反政府勢力「タリバーン」が駆けつけ、武装勢力を追い払ったともした。アフガン政府は当初、野営地の攻撃はタリバーンの仕業と主張していた。

タリバーンはロイター通信の取材に、関与を否定していた。アフガンのISIS系組織は過去にも敵視するハザラ人を攻撃しており、首都カブールでは先月、女子学校を襲い少なくとも85人を殺害していた。

同団体は1988年にアフガンで創設。同国で地雷処理作業に当たる最大規模の組織となっている。

アフガンでは、米国が駐留米軍の今年9月11日までの完全撤収を宣言して以降、暴力事件が増え始めている。

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