「ワクチン完了の米国人、この夏はEUへ旅行も」 欧州委員長が発言

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米国からEUへの不要不急以外の旅行が認められるのも間近か/Christophe Archambault/AFP/Getty Images

米国からEUへの不要不急以外の旅行が認められるのも間近か/Christophe Archambault/AFP/Getty Images

(CNN) 欧州委員会のフォンデアライエン委員長が米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した米国人はこの夏、欧州連合(EU)域内へ旅行できるようになるとの見方を示した。

同紙が25日に伝えたところによると、フォンデアライエン氏は「米国人には私の知る限り、欧州医薬品庁(EMA)の承認したワクチンが接種されている。したがってEUへの自由な渡航が可能になる」と発言。ただし具体的な日程や手続きには言及しなかった。

EUは新型ウイルスの感染拡大を抑えるため、1年以上前から域内への不要不急の渡航を禁止している。

この発言を受け、米ホワイトハウスで新型コロナウイルス対策を担当するスラビット上級顧問はCNNとのインタビューで、米国のワクチン接種体制が世界で評価されている証拠だと強調した。

スラビット氏は「米国はほんの2~3カ月前まで、世界の中でも特に往来から疎外された国のひとつだった。この2~3カ月で国民へのワクチン接種が目を見張る成果を挙げたことが分かる」「かつての生活に戻るカギが、ワクチン接種であることは間違いない」と述べた。

米疾病対策センター(CDC)のデータによると、モデルナ製またはファイザー製ワクチンの第2回接種から2週間以上、またはジョンソン・エンド・ジョンソン製の単回接種から1週間以上が経過して「接種完了」とみなされる米国人は、全体の約28%に達している。

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