中国が米非難、コロナ起源調査のWHO報告書批判で

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北京で記者会見を行う中国外務省の華春瑩報道官/Stephen Shaver/UPI/Shutterstock

北京で記者会見を行う中国外務省の華春瑩報道官/Stephen Shaver/UPI/Shutterstock

(CNN) 中国外務省は3月31日、世界保健機関(WHO)の国際調査団が最近発表した新型コロナウイルスの発生源を探る報告書について米国を含む14カ国が透明性などについて懸念を表明したことに触れ、ウイルスの起源を政治問題化することは道徳に反すると非難した。

外務省報道官は定例の記者会見で、「我々は発生源の追跡は世界中の科学者たちが協力して取り組む科学的な問題であり、政治問題化されるべきではないというのが大半の国の総意であることを再三繰り返してきた」と指摘。

その上で、14カ国が出した共同声明に触れ、「米国のような国が科学を軽蔑し、政治的な改ざんに関与していることの具体的な証拠である」と主張した。

共同声明には米国の他、オーストラリアやカナダなども参加。中国・武漢での実地調査を踏まえたWHO報告書への共通の懸念を表明。将来的に全ての関連データの入手を踏まえた独立的かつ完全な透明性に基づいた評価や分析を要求してもいた。

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