英の新型空母攻撃群、出動態勢整う 最初はアジアか

昨年9月、英ポーツマスの基地を出港する英海軍の新型空母「クイーン・エリザベス」/Finnbarr Webster/Getty Images

昨年9月、英ポーツマスの基地を出港する英海軍の新型空母「クイーン・エリザベス」/Finnbarr Webster/Getty Images

(CNN) 英海軍は9日までに、新型空母「クイーン・エリザベス」を軸にした攻撃群の初期段階の航行能力の整備が終わり、命令が下った場合、5日内に出動出来る態勢にあることを明らかにした。

スティーブ・ムーアハウス准将が司令官の攻撃群は、6万5000トンの同空母、駆逐艦、フリゲート艦、潜水艦や補給艦で構成。英海軍が保有する史上最大の戦闘艦船となるクイーン・エリザベスは最新型戦闘機F35やヘリコプターを搭載する。

同司令官はツイッター上で、同空母攻撃群は過去25年において平時での最大規模の機動艦隊とし、最初の出動への準備を進めていることを示唆した。出港の具体的な日時は発表されていない。

ただ、英国防省当局者らは2017年から、同空母の最初の配備先にはアジア太平洋地域が含まれることに言及。中国を含む沿岸諸国・地域の主権論争が決着していない南シナ海を通過する可能性もある。

2019年には当時のウィリアムソン英国防相が、英国はまさに世界的な権益を持つ大国であり、母国からはるかに遠い地域であってもその権益や価値観を守る準備をしなければならないと強調。「中国が近代的な軍事能力を広げている地域にステルス機能を持つ最新型のF35機を投入することになるだろう」とも述べていた。

一方で南シナ海のほぼ全ての海域を自国領とする中国は英国をけん制する動きを既に見せている。中国国営の新華社通信によると、同国国防省の報道官は昨年末、南シナ海は大国の戦場になるべきではないと主張。中国軍は主権保持などのために必要な手段を講じると述べた。

英国海軍の戦闘艦船は19年、南シナ海で米海軍と6日間の共同演習を実施したことがある。

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