金正恩氏、権限の一部を与正氏らに委譲か 韓国情報機関

金正恩氏(右)が実妹の金与正氏(左)に権限の一部を委譲したとの情報がある/Kyodo/Getty Images

金正恩氏(右)が実妹の金与正氏(左)に権限の一部を委譲したとの情報がある/Kyodo/Getty Images

韓国ソウル(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が、実妹の金与正(キムヨジョン)党第1副部長に対して、「一般的な国政」を監督する権限の一部を委譲したと伝えられていることがわかった。韓国の情報機関、国家情報院が明らかにした。

国家情報院が議員に対して説明したところによれば、正恩氏が与正氏により大きな権力を与えようと決断したことは、与正氏が北朝鮮の事実上の2番目に地位にあるとの見方をさらに強めるものだという。ただし、正恩氏が依然として最高の権力者であり、絶対的な権力を行使していることに変わりはないという。

国家情報院によれば、与正氏以外にも政府高官や朝鮮労働党幹部にも一部の権限が委譲された。正恩氏のストレスを軽減する動きの一環とされるが、政府の不正や能力不足に対する非難から正恩氏を守ることにもつながるとみられている。

北朝鮮は今夏、いくつもの厳しい問題に直面している。一部地域では洪水によって死者が出たほか、新型コロナウイルスの感染拡大抑止にも動いている。北朝鮮の経済は厳しい状況にあるとみられている。新型コロナウイルスの脅威が続いているほか、核協議の一部でもあった経済制裁緩和に関する米国との話し合いでも具体的な成果が出ていないためだ。

朝鮮中央通信(KCNA)は20日、正恩氏が国の指導者らと会合を持ったことを報じた。その中で、厳しい国内外の状況と予期せぬ多方面の困難のために経済が停滞していると伝えた。

国家情報院は一部の権限委譲について、正恩氏の健康問題や後継者問題、権力の把握に関するあらゆる情報と関連がないと強調した。

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