マレーシア元首相に有罪判決、巨額の汚職事件

政府系ファンドの資金を不正流用した罪などに問われたナジブ元首相に有罪の判決が下された

政府系ファンドの資金を不正流用した罪などに問われたナジブ元首相に有罪の判決が下された

(CNN) マレーシアの高等裁判所は28日、政府系ファンド「1MDB」の資金を不正流用した罪などに問われたナジブ元首相に有罪の判決を下した。

ナジブ被告は1MDBから個人口座に振り込まれた資金1000万ドル(約11億円)をめぐって職権乱用や資金洗浄、背任など7つの罪に問われ、全て有罪となった。

被告には後日、15~20年の禁錮刑と巨額の罰金刑が言い渡される見通し。

判決言い渡しに先立ち、27日にはフェイスブックに「高裁でどんな判決が出てもそれで終わりではない」と投稿し、有罪なら上訴する構えを示していた。

ナジブ被告は1MDBの資金をめぐってほかの罪にも問われ、今も裁判が続いている。

汚職疑惑は15年に浮上したが、本人は一貫して無罪を主張。首相在任中は捜査の妨害を繰り返した。2018年5月の総選挙で政権を追われ、同年7月に起訴された。

被告は首相就任後の09年、経済発展を促すためとして1MDBを設立した。実際には実業家の側近ジョー・ロー被告らとともに、6年間で35億ドル以上の資金を横領していたとされる。

資金洗浄の舞台となった米国では、16年に司法省が捜査に乗り出した。横領した資金をハリウッドの映画製作にも流していたとされるロー被告は昨年、米政府に7億ドル分の資産を引き渡すことで和解に達した。同被告はマレーシア国内でも罪に問われているが、現在逃亡中。中国に潜伏しているとの説もある。

1MDBが発行した債券の大半を引き受け、巨額の手数料収入を得ていた米金融大手ゴールドマン・サックスは先週、マレーシア政府に39億ドルの和解金を支払うことに同意した。

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