インド海軍、艦船2隻を中東方面へ派遣 海路防衛で

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インド海軍の駆逐艦「チェンナイ」。海路の防衛に向けて艦船2隻が中東方面へ派遣された/Indranil Mukherjee/AFP/Getty Images

インド海軍の駆逐艦「チェンナイ」。海路の防衛に向けて艦船2隻が中東方面へ派遣された/Indranil Mukherjee/AFP/Getty Images

(CNN) インド海軍は23日までに、タンカー2隻への攻撃が最近続いたオマーン湾情勢を受けインドにとって重要な海路を防衛するとして戦闘艦船2隻を同湾に派遣したとの声明を発表した。

2隻は誘導ミサイル駆逐艦「チェンナイ」と哨戒艦「スナイナ」で、オマーン湾の他、接続するペルシャ湾でも海洋の安全確保を図る任務に当たる。今回の派遣はサンカルプ作戦の一環で、偵察機も送り込んだ。

2隻はいずれもインド海軍が配備する最新型艦船で、チェンナイは最も強力な攻撃能力を持つ1隻ともされる。同国海軍は2隻の出動海域やオマーン湾への到着日時などには触れなかった。

同作戦は21日に発表されたが、イランは前日、オマーン湾で米国の偵察用ドローン(小型無人飛行機)を撃墜したとも発表していた。撃墜が起きた場所についてはイラン領空もしくは国際空域かで両国の意見が対立している。

オマーン湾やペルシャ湾では過去6週間、商用船6隻が損傷などを受けており、緊張が高まっている。米国はイランの関与を主張しているが、イランは否定している。

イランとの関係が険悪化していることを受け、米軍は中東での軍事力強化に動いており、先週には兵士1000人の増派も発表していた。

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