ロシアと中国、北朝鮮労働者の半数以上を送還と報告

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ロシアと中国は、北朝鮮労働者の半数以上を送還したとしている/Chung Sung-Jun/Getty Images AsiaPac/Getty Images

ロシアと中国は、北朝鮮労働者の半数以上を送還したとしている/Chung Sung-Jun/Getty Images AsiaPac/Getty Images

(CNN) 中国とロシアはこのほど、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に従い、自国に受け入れていた北朝鮮労働者のうち半数以上を送還したと報告した。

両国はそれぞれ、安保理の北朝鮮制裁委員会に報告書を提出した。2017年12月の制裁決議は、北朝鮮から海外へ出ている労働者を今年末までに全員送還するよう定め、主な受け入れ先となっている中国やロシアに報告を義務付けていた。

ロシアは、正規の許可を得た北朝鮮労働者の人数が3万23人から1万1490人に減ったとしている。中国も北朝鮮労働者の半数以上を送還したと報告したが、報告書の公表は拒否している。

報告書についてはロイター通信が最初に報じた。CNNは現時点で内容の真偽を確認していない。中国はこれまで、北朝鮮の制裁逃れに加担した疑いを指摘されてきた。

米政府の推計によると、北朝鮮からは外国に約10万人の労働者が送り込まれ、核ミサイル計画の重要な資金源となっている。米国務省は最近、ロシアの北朝鮮労働者が「奴隷のような」環境での暮らしを強いられていると指摘していた。

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