数千人が抗議デモ、人道支援の受け入れ求める ベネズエラ首都
ベネズエラ・カラカス(CNN) 政情不安に陥っている南米ベネズエラの首都カラカスで12日、反体制派の支持者による抗議デモが行われ、マドゥロ大統領に対して、人道支援を受け入れるよう訴えた。
ベネズエラでは、マドゥロ大統領と反体制派のグアイド国会議長との間で約3週間にわたって対立が続いている。グアイド氏は昨年行われた大統領選の結果を認めておらず、自身が暫定大統領と主張している。グアイド氏の暫定大統領の宣言については、欧米諸国の一部が支持を表明している。
マドゥロ大統領は国内外からの圧力に反発する姿勢を示している。ベネズエラ軍は依然としてマドゥロ大統領に忠誠を誓っている。
カラカスで行われたデモには数千人が参加。デモの参加者は、ベネズエラ国旗にあわせて、黄や黒、赤のTシャツや帽子などを身に着けていた。
マドゥロ大統領側もカラカスで集会を行うとみられている。マドゥロ大統領は12日、英BBCの取材に対し、米国は白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」によって運営されていると指摘。トランプ米大統領については、白人至上主義者だと述べた。
マドゥロ大統領は、ベネズエラが危機的状況に陥っているとは認めておらず、国外からの支援について受け取りを拒否する姿勢を示している。