金英哲氏との協議、非核化交渉では「成果なし」 情報筋

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
対米交渉の責任者を務める金英哲(キムヨンチョル)氏/Atilgan Ozdil/Anadolu Agency/Getty Images

対米交渉の責任者を務める金英哲(キムヨンチョル)氏/Atilgan Ozdil/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) 北朝鮮の対米交渉責任者、金英哲(キムヨンチョル)朝鮮労働党副委員長の訪米時の状況に詳しい情報筋は31日までに、非核化をめぐる同氏との協議には「成果がなかった」との見方を示した。別の情報筋もこの見方に同意した。

トランプ米大統領は、北朝鮮との非核化交渉について「進展している」と主張。30日朝のツイートでは、「北朝鮮との関係はこれまでで最高だ」とし、「非核化のチャンスが十分にある」などと述べた。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談を楽しみにしているとも書き込んだ。

ただ、コーツ国家情報長官は前日に議会で、北朝鮮が「核兵器を完全放棄する可能性は低い」と証言している。

2週間前には、ホワイトハウスや国務省の当局者が英哲氏と会談。会談内容に詳しい情報筋によると、協議の焦点はもっぱら2度目の米朝首脳会談に向けた準備に当てられていたという。

ホワイトハウスはトランプ氏と英哲氏の会談後、2度目の首脳会談を「2月末ごろ」に実施すると発表した。サンダース報道官は当時、会談では非核化も話題に上ったと説明していた。

ただ、情報筋はCNNに対し、米国が非核化関連の協議で進展を得るのは難しい状況だと指摘。理由については、ホワイトハウスが2度目の首脳会談に向けた取り組みを短時間で進めているためだとし、「単純に時間がない。相手は北朝鮮だ」と付け加えた。

「米朝首脳会談」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]