中国の江南造船所、10年で64%拡張 軍備増強進む

江南造船所のドックで待機する「055型」誘導ミサイル駆逐艦

江南造船所のドックで待機する「055型」誘導ミサイル駆逐艦

香港(CNN) 中国海軍向けに造船を手がける「江南造船所」がこの10年間で急速な拡張を遂げたことが、新たな衛星画像の分析でわかった。中国では習近平(シーチンピン)国家主席が大規模な軍近代化を進めている。

江南造船所は上海の長江河口に位置する。現在の施設は2008年に開設されたばかりだが、戦略国際問題研究所(CSIS)によると、すでに64%の拡張を遂げた。

CSISの中国担当者はCNNの取材に、「江南造船所は中国最先端の軍艦を扱っている」と説明。人民解放軍海軍の近代化において、この造船所の艦船が大きな位置を占めていると指摘した。

中国では現在、習政権が海軍の増強と刷新を集中的に進めている。米政府の報告書によれば、2016~17年だけで艦船32隻が就役した。

4月には、習主席が駆逐艦「長沙」の艦上で演説。強力な海軍を建設するという任務が「これほど差し迫っていたことはかつてない」とし、人民解放軍海軍を「世界屈指の軍隊」にすると誓った。

今回の衛星画像には、「055型」の誘導ミサイル駆逐艦など最新の艦船が写っている。055型はアジア最大級かつ最も洗練された戦闘艦だ。

江南造船所は中国で最も古い造船所のひとつで、05年に上海中心部から河口の島に移転。11年時点での面積は7平方キロだったが、今年は11.5平方キロに拡張している。

この間、商用部分にはほとんど変化がなかったものの、軍用部分は急速に変わった。CSISによると、今年は建造や艤装(ぎそう)が活発で、各種の駆逐艦に加え、国産の砕氷船「雪竜2号」も確認された。

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