イエメン和平協議、2年ぶりに始まる 直前に対立再燃

イエメンの2000万人が飢えに苦しみ、子ども1800万人が急性栄養失調に陥っている

イエメンの2000万人が飢えに苦しみ、子ども1800万人が急性栄養失調に陥っている

(CNN) 長引くイエメン内戦の収束を目指し、対立する両派の直接協議が6日、スウェーデンで始まった。

両派の直接協議は2年ぶり。しかし開始の直前になって、再び対立が再燃した。

反政府武装組織「フーシ」は、サウジアラビアが航空封鎖を緩和しない限り、首都サヌアの空港を完全閉鎖すると宣言。

これに対してサウジを後ろ盾とするイエメン当局者はフーシに対し、戦略的要衝のホデイダから撤退するよう要求した。

国連のイエメン担当特使、マーティン・グリフィス氏は、今回の協議の中で「サヌア空港の開放に向けた意欲があるかどうか」を探るとともに、「両者が一貫した経済計画に貢献できるかどうか」を見極めると語り、「過度に楽観的」な見通しを示すつもりはないと言い添えた。

グリフィス氏によると、捕虜交換を行って何千人もの家族を再会させることについては合意が成立したという。

協議の場で同氏はイエメン代表団に対し、交渉の過程では「難しい決断」を迫られるだろうと通告した。

イエメンでは3年以上に及ぶ内戦で人道危機が悪化の一途をたどり、国際社会から停戦を求める圧力が強まっている。

イエメン政府と国連食糧農業機関(FAO)、ユニセフ(国連児童基金)、国連世界食糧計画(WFP)などが6日に発表した報告書では、イエメンの2000万人が飢えに苦しみ、子ども1800万人が急性栄養失調に陥っていると指摘。「人命を救うためには人道支援の拡大が急務」と強調した。

国連のリサ・グランデ人道調整官はイエメンの窮状について、「全人口の70%が食糧不足に陥り、少なくとも25万人がかろうじて生き延びている。定期的な食糧の供給が妨げられるなど、現状が少しでも変化すれば、死の瀬戸際に追い込まれる」と危機感を強めている。

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