カナダ、大麻合法化がスタート ウルグアイに続き2カ国目
(CNN) カナダで17日から、嗜好(しこう)品としての大麻の所持、使用が合法化された。
今年6月に上院で可決された法案を、同日から施行した。
18歳以上の成人は30グラムまでの大麻を公共の場で所持することができる。自宅で4株までの苗を栽培したり、食用に使ったりすることも認められた。
ただし未成年者による大麻製品の生産、流通、販売は禁止されている。
使用時の運転を制限する法律も整備された。
世界で嗜好用大麻を解禁した国は、2013年のウルグアイに続いて2カ国目。主要7カ国(G7)の中では初の例となる。
トルドー首相は大麻を未成年者から遠ざけ、関連の犯罪を防ぐ目的で、合法化を主導した。
大麻はどこでも買えるわけではない。州当局の監督下にある小売店か、連邦政府公認の生産者から購入する。
合法化によって、同国には40億ドル(約4500億円)を超える規模の市場が生まれると予想されている。
米国では9州と首都ワシントンで嗜好用大麻が合法化されている。