豪、新首相にモリソン氏 ターンブル氏は退陣

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オーストラリアの次期首相に就任する見通しとなったスコット・モリソン氏/MARK GRAHAM/AFP/Getty Images

オーストラリアの次期首相に就任する見通しとなったスコット・モリソン氏/MARK GRAHAM/AFP/Getty Images

(CNN) オーストラリアの与党・自由党は24日、次期首相を決める投票を行い、ターンブル首相に代わる新たな党首に、モリソン財務相を選出した。モリソン氏が首相となれば過去10年で6人目の就任となる。

党幹部の発表によると、モリソン氏は対立候補となったダットン前内相を45-40で破った。副首相には環境・エネルギー相のフライデンバーグ氏が選ばれた。

気候変動への対策で党内右派と激しく対立していたターンブル氏は、21日に行われた党首選でダットン氏に勝利。首相続投を決めていたが、その後多くの閣僚が辞表を提出するなど政局の混乱に歯止めをかけられず、23日に自ら辞任する意向を明らかにしていた。

後継首相となる見通しのモリソン氏は政治的には保守だが、ターンブル、ダットン両氏が掲げる政策の妥協点を探れる候補とみなされたことが今回の選出につながった形だ。移民相時代には、国境警備の厳格化を積極的に進めようとしていたことでも知られる。

オーストラリアでは来年5月までに総選挙が行われる。2007年以降、同国の首相が続けて2つの選挙を戦った例はない。

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