グアテマラ噴火、死者62人に 火砕流襲来の集落で捜索難航

2018.06.05 Tue posted at 11:09 JST

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(CNN) 中米グアテマラで起きたフエゴ火山の噴火は、火砕流に襲われた被災地の捜索救助活動が難航する中で、死者の数が増え続けている。同国法医学研究所によると、3日の噴火以降これまでの死者は少なくとも62人に上り、うち13人の身元が確認された。

火山灰は半径約20キロの範囲に到達しており、風によってさらに遠くまで運ばれる可能性もある。

当局は火山周辺の住民に対し、直ちに避難するよう指示した。チマルテナンゴ、サカテペケス、エスクィントラの3県には、火山岩や火山灰に注意するよう呼びかけている。

グアテマラ国立地震学・火山学・気象学・水文学研究所によると、3日に起きた噴火はその日のうちに終息した。しかし新たな噴火の恐れもあり、周辺地域では火山物質を含んだ土砂崩れが起きる可能性もあるとして、引き続き警戒を促している。

火山灰に埋まった地域の上空にドローンを飛ばした消防隊支援組織の男性は、「家は1軒も残っていない。捜索救助隊を除けば、多分、人も残っていないだろう」「悲しいことに、大勢の子どもや大人の遺体が回収されている」と語った。

ボランティアの消防員らは、自分たちの家族が埋まっていると分かっているのに、不安定な地盤に阻まれて捜索救助活動が難航していると話す。長靴の底は熱で溶け、呼吸も困難な状況だという。

米ハワイ島で噴火を続けるキラウエア火山に比べ、フエゴ火山ははるかに多くの犠牲者を出している。キラウエア火山では動きの遅い溶岩が住宅をのみこんでいるのに対し、フエゴ火山の噴火では火砕流が車さえも上回る猛スピードで斜面を流れ、ふもとの集落を襲った。住民は避難する時間さえなかったと専門家は指摘している。

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