スーチー氏、今度はエリ・ヴィーゼル賞剥奪 ロヒンギャ問題

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米国のホロコースト記念博物館は、アウンサンスーチー氏に2012年に授与した「エリ・ヴィーゼル賞」を剥奪すると発表

米国のホロコースト記念博物館は、アウンサンスーチー氏に2012年に授与した「エリ・ヴィーゼル賞」を剥奪すると発表

ワシントン(CNN) 米国のホロコースト記念博物館は8日、ミャンマーのアウンサンスーチー氏に2012年に授与した「エリ・ヴィーゼル賞」を剥奪(はくだつ)すると発表した。ミャンマーで起きている少数派イスラム教徒ロヒンギャに対する迫害問題を受けた判断としている。

同博物館のサラ・ブルームフィールド館長はスーチー氏にあてた書簡の中で、今回の判断について「軽々しく考えてはいない」とし、ミャンマー軍が原因となったロヒンギャの大量移住や殺害の観点からすると行動せざるを得なかったと強調した。

軍が権力の一部を握っているミャンマーでは、スーチー氏の政治的な影響力は限定されているものの、ロヒンギャ支持の姿勢をより強く打ち出せていないスーチー氏に対して広く非難の声があがっている。

ブルームフィールド氏は書簡の中で、ロヒンギャに対する軍の攻撃が2016年と2017年に起きるなか、スーチー氏が、軍の暴力的な軍事行動を非難したり阻止したりするために何か行動を起こし、ロヒンギャの人々に対して連帯を表明することを期待していたと述べた。

しかし、ブルームフィールド氏は、スーチー氏が率いる政党が、国連の査察への協力を拒んだほか、ロヒンギャに対する憎しみに満ちた発言を広め、ロヒンギャが住むラカイン州での犯罪を明らかにしようとした記者の接近をさえぎり弾圧したと結論付けたという。

英オックスフォード市も昨年、スーチー氏に授与した「オックスフォードの自由」の表彰について剥奪している。

エリ・ヴィーゼル賞は、ホロコーストを生き残ったノーベル賞作家のエリ・ヴィーゼル氏にちなんだもの。

ラカイン州からは昨年8月以降、68万8000人を超えるロヒンギャが避難している。ミャンマー軍は繰り返し、ロヒンギャに対する攻撃を否定しており、同州で起きているテロとの戦いを行っているとしている。

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