ロシア軍の輸送機が墜落、搭乗者39人全員死亡 シリア北西部

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シリアで墜落した機体と同型の「アントノフ26」

シリアで墜落した機体と同型の「アントノフ26」

(CNN) シリア北西部で6日、ロシア軍の輸送機が墜落し、乗っていた軍関係者を含む39人全員が死亡した。ロシア国営メディアが国防省の発表をもとに伝えた。

国防省の声明によると当該の機体は「アントノフ26」輸送機で、フメイミム空軍基地に着陸を試みた際、滑走路から500メートルの地点に墜落したという。

ロシア政府は声明を出し、プーチン大統領が事故に関してショイグ国防相から報告を受けたことを明らかにした。

国防省は墜落について調査を行っていると説明。「初期段階のデータが示すところによれば、技術的な不具合が起きた可能性がある」と述べ、撃墜されたとの見方は排除する考えを示した。

シリアでは先月、ロシア軍の戦闘機が反体制派支配地域で撃墜され、パイロット1人が死亡している。

フメイミム空軍基地は首都ダマスカスから北へおよそ241キロの地点に位置しており、シリア国内にあるロシアの空軍基地で最大の規模を有する。

昨年はプーチン大統領も同基地を使用しシリアを訪問。自身が政権の後ろ盾となっているアサド大統領と会談した。

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