欧州ではしかが急速に拡大、昨年は3倍以上

2018.02.24 Sat posted at 17:16 JST

[PR]

(CNN) 欧州連合(EU)機関である欧州疾病予防管理センター(ECDC)は24日までに、欧州30カ国でのはしかの発症例が2017年に1万4451件と16年に比べ3倍以上の水準を記録したとの新たな監視データを公表した。

16年は4643件だった。調査はEU加盟国とEUと経済協定を結ぶ諸国が対象で、昨年1月1日から12月31日の間に実施した。

症例の最多はルーマニアの5560件、イタリアの5004件、ギリシャ967件にドイツの929件などが続いた。ただ、実際の件数はより多数の可能性があるとし、流行が進む中では症例件数に基づいた報告が遅れる傾向があるとした。

発症の報告がなかったのはラトビアとマルタだけだった。

発症件数のうち94%で発生源が特定され、89%が発生国内で、3%が他国からの感染で9%が他国関連だった。

ECDCによると、発症者の37%が5歳未満の児童、18%は5~15歳層、45%は15歳以上だった。1歳以下の幼児での症例が最多で、1~4歳層が続いた。

また、発症者のワクチン接種率にも触れ、確認した94%のうちの87%が受けていなかったと指摘。8%が1回経験し、3%が2回以上だった。接種していなかった比率では1歳以下の96%が最多で幼児に特有の身体的条件などが原因だった。

接種の事実が不明だった最多は25~29歳層で、比率は13%だった。

ECDCは幼児ははしかにかかりやすいとし集団免疫が最善の対策と指摘。集団免疫の効果は1国の総人口の少なくとも95%が助言に従いワクチン接種に2回応じた場合に多く見込めると勧告した。

メールマガジン

[PR]

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]