WHO、ムガベ大統領の親善大使任命を撤回

2017.10.23 Mon posted at 12:00 JST

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(CNN) 国際社会から人権侵害などの批判を受けるジンバブエのムガベ大統領が世界保健機関(WHO)の親善大使に任命されて論議を呼んだ問題で、WHOのテドロス事務局長は23日までに任命撤回を発表した。

ムガベ氏は同国独立以来、長期にわたって政権を維持してきたことで知られるが、WHO親善大使の座からはわずか数日で退くことになった。

テドロス氏は「懸念を示した全ての人々から慎重に話を聞き、指摘された様々な問題に耳を傾けた」と説明。ジンバブエ政府とも相談し、任命撤回がWHOにとって最善の道との結論に達したと述べた。

WHOは先週、ムガベ氏を心臓病や脳卒中など非伝染性疾患の啓発を担当する親善大使に任命した。長年にわたって汚職や職権乱用の批判を受けてきた同氏の任命に対し、抗議の声が集中していた。

国連の活動を監視するスイスの人権団体「UNウォッチ」の責任者は「ムガベ政権は人権活動家を残忍に扱い、反体制派を弾圧し、アフリカの穀倉地帯だった国とその医療体制を機能停止に追い込んだ」と訴えた。

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