スペイン憲法裁、カタルーニャ州議会の開催差し止め

2017.10.06 Fri posted at 10:17 JST

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(CNN) スペインの憲法裁判所は5日、同国北東部カタルーニャ自治州で9日に予定されている州議会本会議の開催を差し止める命令を出したと発表した。州分離に反対するカタルーニャ社会党の訴えを受けた措置。プッチダモン州首相が行うとみられている独立宣言を阻止する狙いがある模様だ。

9日の州議会本会議は、住民投票をめぐるカタルーニャ州法の下でプッチダモン氏が正式に独立を宣言する最初の機会となる見込みだった。憲法裁は既に、この州法について違法との判断を示している。

州議会の議長は記者団に「対応を検討している」と言及。「議会の主権や言論の自由、議員が自主的な行動を取る権利を守っていくことは保証できる」と述べた。今回の裁判所の決定については、「民主的な議会にあっては異例の、極めて深刻な出来事」とし、言論の自由を侵害するものだとの見方を示した。

プッチダモン氏は4日のテレビ演説で、住民投票が違法だったとの見方もあるが、カタルーニャは尊重されるべき「民主的なやり方」にのっとっていくと主張。また、前日のテレビ演説で中央政府支持の姿勢を強く打ち出したフェリペ国王に関し、スペインの分断を修復する取り組みを進めていないと批判していた。

カタルーニャ州独立の是非を問う住民投票が1日に行われて以降、独立派と中央政府がいずれも方針転換を拒むなかで、スペインは政治・憲法上の危機に見舞われている。住民投票では、投票者の90%がスペインからの分離を支持したが、独立反対派が棄権したことが主な原因で投票率は約42%にとどまった。

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