英地下鉄テロ 容疑者はイラクとシリア出身、同じ夫婦が養育

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爆破テロに関連して逮捕された容疑者2人が同じ夫婦の下で養育されていたことがわかった

爆破テロに関連して逮捕された容疑者2人が同じ夫婦の下で養育されていたことがわかった

ロンドン(CNN) 英ロンドンの地下鉄で起きた爆発テロ事件に関連して逮捕された2人の容疑者について、地元当局者は18日、2人とも同じ高齢の夫婦に養育された若者だったことを明らかにした。当局によれば、少なくとも1人はイラクからの難民だという。

警察によると、18歳と21歳の容疑者は事件翌日の16日に別々に逮捕され、ロンドン郊外の2カ所で家宅捜索が行われている。

このうち21歳の男はロンドン西郊のイーストハウンズローにあるファストフード店で逮捕された。経営者によれば、男はシリア国籍で、数カ月前から同店に勤務していたが、勤務態度はごく普通だったという。

一方、地元当局者によれば、18歳の少年はサリー州のサンベリーオンテムズに住む高齢の夫婦に養育されていて、事件当日もこの夫婦と一緒に暮らしていた。少年はイラクで両親が殺害され、3年前に渡英して難民認定を申請していたという。

別の当局者によれば、21歳の男も同じ夫婦に育てられていた。

この夫婦は子どもたちを養育する活動をたたえられて、2010年にエリザベス女王から大英帝国勲章を授与されていた。過去30年で養育した子どもは280人を超え、この1年ではアフガニスタンやイラクの子どもなど難民約8人を育てていたという。

サンベリーオンテムズにある夫婦の自宅では、18日も警察が捜索を続けている。

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