「米軍は2年以内に出て行って」 ドゥテルテ比大統領

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この講演でドゥテルテ大統領はまず、日本とフィリピンの結びつきを高く評価。続いて、過激な麻薬取り締まりに対する姿勢が変わらないことを語るとともに、国際社会においてフィリピンは犠牲になってきたとの持論を展開した。

ドゥテルテ大統領は「国際社会の前で私のことを激しく非難し、叱責するとしたら、つまり『ドゥテルテさん、殺人をやめなさい、やめないとあなたの国に対する援助や支援を手控えますよ』と言うとしたら、それは私のことを『ひもでつながれた犬だ』と言っているようなものだ。『もし犯罪者たちに噛みつくのをやめなければ、パンを口元に投げてやるのではなく、遠くに投げてやる。そうすれば取りに行くのに大変な思いをするだろう』というわけだ。米国は私にそうなれと望んでいる。かわいがってもらおうと吠える犬に」と述べた。

アーネスト米大統領報道官は26日、同盟関係の変更についてフィリピン側から公式な申し入れは来ていないと述べた。報道官は「現時点では(発言は)レトリックだと考えるつもりだ。だが不安定をもたらす要素であることはいなめず、それはこの数十年にわたって盤石であった同盟関係にはそぐわない」と述べた。

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