伊地震の被災地、仏紙訴追要求 被災者をパスタ扱いで風刺

シャルリー・エブドの風刺画で被災地の議会が同紙の訴追を求めた

シャルリー・エブドの風刺画で被災地の議会が同紙の訴追を求めた

ロンドン(CNNMoney) フランスの週刊新聞「シャルリー・エブド」がイタリア中部を先月襲った地震の被災者をパスタ料理にひっかけて風刺し物議を醸した問題で、甚大な地震被害を受けたアマトリーチェ町の議会は17日までに地元の検察当局に対し、同紙を重大な名誉毀損(きそん)で訴えることを求める請願状を提出した。

検察は訴追に踏み切るかどうかを検討する方針。町議会はパスタ料理に絡めた風刺画の他に、地震の犠牲者が多数出た背後にマフィアの存在があることを示唆した作品にも反発している。

地震では少なくとも290人が死亡していた。同町はトマト味の特産パスタソースでも有名。

シャルリー・エブドが掲載した作品のタイトルは「イタリア式の地震」と称するもので、負傷者の姿をイタリア料理のレシピのペンネやラザニアなどになぞらえて描いていた。マフィアに引っ掛けた別の風刺画では「イタリア人よ、あなたたちの家を建てたのはシャルリー・エブドではなくマフィアだ」との言葉が添えられていた。

イタリアのANSA通信によると、同町議会の弁護士は、全てのものが風刺の対象に成り得るわけではないと主張。同紙による今回の2作品は地震の全ての被災者の思い出や生き残った住民らを傷付けたと強調した。

シャルリー・エブドは裁判沙汰になる可能性についてのコメントは拒否した。

パリにある同新聞の本社では2015年1月、イスラム教に対する冷笑的な作品に反発するイスラム過激派の襲撃を受け、編集責任者や風刺画家を含む12人らが射殺される事件が起きていた。

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