カナダで小型機墜落、元議員と親族ら7人が死亡

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(CNN) カナダ東部ケベック州のマドレーヌ諸島で29日、小型機が墜落し、搭乗していた元下院議員と親族ら7人が死亡した。

捜査当局者らによると、元議員のジャン・ラピエール氏(59)はきょうだい3人とともにマドレーヌ諸島で執り行われる父親の葬儀に向かっていた。同氏の妻が同行していたとの情報もある。残る死者2人の身元は判明していない。

ラピエール氏は28日、父親がパーキンソン病で亡くなったとツイートしていた。

カナダのトルドー首相は墜落の知らせを受け、ツイッターに「突然の訃報に驚いている。政界にとって重大な損失だ」と書き込んだ。

ケベック警察によると、小型機は同日朝にモントリオール南岸の飛行場を出発。午前11時40分ごろ、目的地の飛行場に着陸する手前で平原に墜落した。搭乗者の1人は心臓発作を起こし、病院へ運ばれる途中で死亡したという。

機体は1982年三菱重工製の小型ビジネス機。現場は当時、雪や横風、みぞれに見舞われていた。ただ警察と運輸安全当局は、天候が影響したかどうかを断定するのは時期尚早としている。

ラピエール氏は下院で1979~93年にケベック連合、2004~07年にカナダ自由党の議員を務めたほか、政治評論家としても活躍した。

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