北朝鮮に対イラン同様の戦略通ぜず、核開発で米国務長官

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北朝鮮は米国に対する核攻撃に繰り返し言及している

北朝鮮は米国に対する核攻撃に繰り返し言及している

(CNN) 米国のケリー国務長官は16日、北朝鮮の核開発問題に触れ、イランに対して通用した経済制裁の方法では非核化に向けた十分な効果が見込めない可能性があるとの見解を示した。

会談した南アフリカのマイテ・ヌコアナマシャバネ外相との共同記者会見で表明した。長官はこの中で北朝鮮には「正統的な経済システムがほとんど存在しておらず、イランに効き目があった同じ戦略は奏功しないかもしれない」と指摘した。

ただ、北朝鮮に対する追加の経済制裁が必要になったとしても、北朝鮮を核保有国家と認めることはないとの立場を強調した。

仮に北朝鮮が地域の懸念を深め、安全を損ね、国際的な責務の順守を退ける無責任な挑発行動を控えなかった場合、重大な結果を招くと警告した。

北朝鮮の朝鮮中央通信は最近、原子力研究院幹部の発言を引用し、米国や他の敵国が無謀な敵対行為を続ける限り、核兵器使用に踏み切る準備があるとも威嚇。北朝鮮は過去にも国際社会の注目などを狙ったとみられる米国への核攻撃に言及したことがある。

ただ、北朝鮮が米国本土を標的にし得るミサイル技術の保持については懐疑論が根強い。北朝鮮は14日、ミサイル技術の進展への意欲を示唆する人工衛星発射の準備を宣言したが、国連安全保障理事会が北朝鮮に禁じる弾道ミサイル技術の応用と受け止められている。

この衛星発射の日時は不明だが、10月の朝鮮労働党創建70周年に向けて踏み切るとの見方がある。

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